14番:歌舞伎
十二月大歌舞伎(夜の部一幕見)「勧進帳」
2000年12月19日 /  歌舞伎座 / 市川団十郎(弁慶)、市川猿之助(富樫)

■感想

性懲りもない私は、12月大歌舞伎、夜の部「引窓」「勧進帳」を観てきました。

勧進帳はさすがの人気で、一幕見席でも立ち見もちらほら。(私はそれが心配で、 前の幕から見たんですけど)
海外の方もやはり多くて「Benkei and Yoshitsune・・」なんていう英語での会話も 耳にしました。やはりせっかくの旅行では「歌舞伎ならでは!」のものが観られた方が いいですから、今月日本で歌舞伎を見た海外旅行者の方はらっきーですよね。

「勧進帳」いよいよ始まりとなると、前の幕とうって変わって(^^;)(ごめんなさい》 幸四郎さん)客席の期待感がにわかに高まるのを感じます。 ・・で、猿之助さんの富樫、団十郎さんの弁慶と登場するたびに、もう、「集団掛け声」と いっていいくらいの掛け声。さすが、名作「勧進帳」となると盛り上がりも違いますねぇ!

お話は、皆さんもご存知、山伏の格好をして逃げ延びる義経一行を、安宅の関の関守、富樫が 怪しんでひきとめる。そこで弁慶は一計を案じ、疑いを晴らすために、主君義経を打ち据える。 弁慶の、主君を思う気持ちに心打たれた富樫は、わかっていながらも、一行を通してやる・・という お話。
もぉ、わかっていてもこの話、日本人の涙腺のツボにはまるんでしょうか、ついじーんと きてしまいました。

*ちなみにイシちゃん(宝塚歌劇団 轟悠)つながりで言いますと、この「弁慶」という役、90年にバウホールの 「花のもとにて春」という作品でやっておられます。(ちなみに義経はユキちゃんこと高嶺ふぶきさん) もぉ、勧進帳みてても弁慶って、義に厚くて頭もよくて、いい男なんだもーーん・・・ イシちゃん弁慶も観てみたかった・・と、改めて思ったのでした(^^;)。

ラスト、弁慶が六法を踏みながら花道を去っていくシーンでは、3階席はみんな前のめり状態。 (・・といっても、あんまり見えないんですが。こういうときは、やはり1階はいいなぁと 思います) 客席の掛け声も最高潮・・という感じでした。
もぉ、客席も含めエキサイティングな「勧進帳」でした。

■ぷらすあるふぁ

ここで1つ素朴な疑問が生まれたので、この場を借りて質問してみたいと思います。 ・・・この「勧進帳」という作品は「市川家のお家の芸」だと筋書(プログラム)に書いてありました が、その市川家に、線の細い美少年・義経系の役者が生まれてしまった場合はいったいどうなるの?? やはり、がんばって努力して「弁慶」を演じるのでしょうか???
誰かご存知の方いらしたら、教えてくださいね〜。


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