番:ストレートプレイ
ラパン・アジールに来た ピカソ
2000年10月5日 /  世田谷パブリックシアター  / 岡本健一(ピカソ)、川平慈英(アインシュタイン)

■感想

世田谷パブリックシアターで初日を迎えた「ラパン・アジールに来た ピカソ」を観てきました。

時は20世紀初頭のパリ、モンマルトルのバー「ラパン・アジール」で ピカソとアインシュタインが出会う。天才と天才がぶつかり合い、そして 共感し合う、そして、なぜか未来からの訪問者(これは、プレスリーのよう でした)まで登場し、

「ペンで描かれた絵や、五線譜の音符、閃きが、軍隊や政治よりパワーを 持つ時代がきっとやってくる」

・・と、来るべき新しい世紀への期待がうたわれる、というストーリー。 これって、そのまま今の時代にも当てはまる言葉だなーと思いながら聞きました。 インターネットなんで、まさに「個の才能」を応援するツールだもんね。

ピカソとアインシュタイン、私が最も興味ある歴史上の人物が、これまた 大好きな街のパリで出会うという設定だけで、もう、わくわくしちゃいます。 この「天才の閃き」が今世紀を変えてきたんだなぁと、過ぎ行く20世紀に 思いを馳せました。・・そして、来る21世紀を変えていくのは誰なんだろう??

ピカソ役は岡本健一さん、そして、アインシュタイン役がなんと、川平慈英さん。 川平さんのアインシュタインは、あの髪ボサボサの風貌はもちろん、細かい しぐさのユーモラスな動きと、テンポのよい台詞で圧倒的に客席の笑いを とっていました。うーん、ダンスで鍛えた体って、こーいう風にも 見せられるんですねぇ・・。

「ラパン・アジール」のマダム、ジェルメーヌ役に、元宝塚星組 トップスターの峰さを理さん。とってもコケティッシュな「いい女」に 大変身されておりました。

この「ラパン・アジール」というお店は今でも残っていて、パリの 観光ガイドなんかにも紹介されています。この時代、ピカソたち、若き才能が 集った店だそうです。 次にパリに行く機会があったら、凱旋門とともにモンマルトルの方にも ぜーったい足を伸ばしてみるぞっと! (前回は、ついバーゲンに走ってしまった私であった)

■ぷらすあるふぁ

ラパン・アジールとは「はねうさぎ」という意味。シャンソン酒場で、ピカソやユトリロがまだ名もない貧乏画家だったころに来ていたらしいです。


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