■感想 アートスフィアにて現在上演中の富良野塾「今日、悲別(かなしべつ)で」を観劇してきました。 そもそも、これを観ようと思ったきっかけは、シアターガイドという演劇情報誌で、富良野塾の 主催者である倉本聡さんのエッセイを読んだことでした。 倉本聡さんといえばテレビドラマ「北の国から」、その倉本さんが創る舞台ってどんなものだろう?? と興味があったのです。 お話は、かつては炭鉱で栄えた「悲別(かなしべつ)」という街が舞台。 地上にこの事故が伝わり、3人を助けなければというものの、さびれた街に久しぶりに帰省してきた 同級生たちは「自分達にも家族がある・・」と、危険を冒して助けに行くことをためらいます。 そんなとき、あえて危険をかって出たのは、都会のすさんだ生活の中で、誤って親友を刺し殺した罪で 追われていた加山くんでした。 そして、ジンとブイと記者は助かり、助けた加山は、待ち受ける警察の前に進んでいきます・・。 このお芝居で問われているのは、文明の利器に頼り切って、豊かな生活の上にあぐらをかいている 現代人に対する「このままでいいの?何か大切なものを失っていない?」という投げかけです。 「中年男性を劇場に!」という倉本さんの目論見が少し成功したのか、スーツ姿の男性がいつもの 客席より目に付きました。 さて、タイムカプセルの中の「希望」はいったい何だったのでしょう?? (これからご覧になる方は、この先は読まないで観にいってね(^^) ■ぷらすあるふぁ この「富良野塾」は、夏は農作業で稼ぎ、それで俳優や脚本家を育てる私塾なんだそうです。北海道の原野を切り開いて、この塾を始めたときは、厳しい自然との戦いでホントウに大変だったようです。 プログラムに、倉本氏や塾生の名言集が紹介されており、それがとてもよかったので、いくつかご紹介します。 ・芝居の稽古とは「発見」すること。それから初めて「創る」が始まる ・5合目からは歩き出せないの。山に登りたいなら裾野から歩くの。 ・ライターは精神のストリッパーでございます。 ・役者は行間のシナリオを書くんです。いわば隙間のシナリオライターです。
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