25番:歌舞伎
新三国志U・孔明編
2001年5月4日 / 新橋演舞場 / 市川猿之助、市川笑也ほか

■感想

久々の「観劇・感激・・」です。 今日は、新橋演舞場で上演中の「新三国志U・孔明編」を観てきました。

日本には諸葛孔明ファンが多い(特にサラリーマンに)と申しますが、かくいう私も かなりファン。また、三国志のストーリーの中でも、孔明の南方攻めのくだりは、 孔明の知略が能天気に発揮されるから、わりと好きな部分。 (・・といっても、私が読んだのは、横山光輝のマンガ全60巻だけどね)
そーいう思い入れのある孔明様だけに、これば猿之助流に舞台化されたら いったいどうなるんだ??と思いきや、 「実は孔明には故郷に想う人があって、その人への愛ゆえにがんばれました〜」 という、ありがちな・・でも、とっても普遍的な設定のお話に。 なるほど〜こう来ましたか、という感じでした。

で、単純な私めは、このありがちな・・でも普遍的なテーマにすっかりハマッてしまい、 ラストで、離れていても2人の愛の絆は固かった・・ということが判明したときは 思わず涙してしまったのですが・・(もちろん他にも色々と伏線があってそれで 泣いたんだけど→詳しくは、これからご覧になる方のために秘密)
本日同伴した家族の者(男性)は、例の有名な「泣いて馬謖を切る」のくだりのところで 激しく号泣しているじゃございませんか。これは、「腹心の部下が軍律を犯してしまい、 裁きに私情は無用・・と、泣いて死罪を言い渡す」というお話なんですが、組織で 働く人間には、これはなかなか考えさせられるものがあるんでしょう。 一般論ですが、男性は、リーダーとしての孔明の苦悩に、女性は、男としての孔明の 気持ちの揺れに共感する人が多いのかもしれません。

もっちろん、スーパー歌舞伎おなじみの、派手な舞台装置とアクションも 今回はますますパワーアップです。 前回の水攻めに加えて、今回は火攻めも加わり、その迫力は、まさに今をときめく ユニバーサルスタジオかスーパー歌舞伎かって感じでした。
そして、忘れてはならぬ、スーパー歌舞伎といえば宙乗り。 今回は、亡くなった孔明が、故郷の想い人である女性(これが笑也様)と共に 天に上っていく・・というものでした。 2人とも白いお衣装で、スモーク炊きまくりの舞台から宙乗りで客席へ・・。 まるでこれは、宝塚以上の宝塚。オスカルとアンドレも、どうせならガラスの馬車如き ではなくて、これくらいやったらいいのに・・(危険か)。

ともかく、涙あり、手に汗握る瞬間あり・・の、充実の約5時間でございました。 やっぱり舞台は、まずは楽しくなければはじまらない!と、つくづく思います。

■ぷらすあるふぁ

と、これをひとまず書いた後で、先月に観にいかれた方の感想を読み返していたら、 フロレンティナさまが同じく「今話題のユニバーサルスタジオに行ったみたい!」と 書いておられましたね〜。 うーん、やっぱり皆、感じることは同じなのですね(^^;)。


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