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43番:歌舞伎
芸術祭十月大歌舞伎(夜の部)「伽羅先代萩」
2001年10月10日 / 歌舞伎座 / 坂東玉三郎、市川団十郎、市川新之助、中村福助ほか |
■感想
今月の歌舞伎座、夜の部は「伽羅(めいぼく)先代萩」という有名な演目です。 ご存知の方いらっしゃいますか?
<おはなし:足利家奥殿の場>
奥州足利家のお家騒動のお話。執権・仁木弾正(仁左衛門)が実権を握るべく、当主を隠居させ、さらに幼い若君・鶴千代の命を狙っている。 鶴千代の乳母、政岡(玉三郎)は鶴千代の命を守るために必死。食事に毒を盛られるのを避けるために、自ら茶道具を使って飯を炊き、息子の千松に必ず毒見をさせてから差し上げる。千松にも「いざというときは、必ず若君をお守りするように」と言っている。
しかし・・敵方の奥方が「お見舞い」と称してお菓子を持って現れた。相手の身分が上だけに、断るに断れず絶体絶命の大ピンチ・・そのとき、千松が現れ、そのお菓子を先に食べてしまう。案の定、お菓子は毒入り。苦しむ千松の喉元に、「お上に対して無礼を働いたのだから」と、仁木弾正の妹・八汐(団十郎)が剣を突き立てる(めちゃ残酷〜)。
その場は顔色一つ変えず気丈な政岡。皆が去った後は「よく死んでくれた。おかげで若君の命は救われた」と我が子を誉めつつ、嘆き悲しむのであった・・・
*この後、「問注所対決の場」というのもあるけど省略。
この政岡という役が、歌舞伎の女形の役の中でも有名な役とのことで、今回はそれを玉三郎さんが演じるというのが注目のポイント。また、他にも仁左衛門さん(=幸ちゃんパパ)、団十郎さんと有名どころの役者さんが揃って有名な作品を演じるということで、歌舞伎にチャレンジしてみたいと思っている方にはオススメです。
私の感想。
歌舞伎の「名作」と言われる作品を観るたびに思うのですが、やっぱり「テンポがゆっくりだなぁ」と感じます。足利家奥殿の場だけで、1時間半くらいでしたが、その半分の45分くらいが丁度良いのでは?というくらい。
(「お尻、イターイ!」になっちゃいそうでした・・)
ストーリーは面白いんですけどね・・・あ、でも、我が子を犠牲にしても若君を守ろうとする政岡の心情なんかは、ホントウのところは理解しがたいです。
このあたりのところは、「ああ、江戸時代の歌舞伎ってこういうものなのね」と、むしろ過去の歴史的な遺産を眺める目で見ざるを得ません。
私の感覚としては、猿之助さんのいわゆるスーパー歌舞伎や、8月の歌舞伎座で野田秀樹が演出した「研辰の討たれ」などの方が、お芝居として素直にのめり込める感じがします。そんな私はやっぱり現代人なのでしょうか??
キャストはさすが、それぞれに見応えがありました。
今回この演目を観るのは初めてなので、他と比べることはできませんが、美しく健気な感じがする玉三郎さんの政岡、色っぽい悪役の仁左衛門さん、共にビジュアル重視の私としては良かったです(^^)。
団十郎さんの八汐が・・・とにかく怖かった・・・!! ただでさえ怖い役に、日頃は男っぽい立役の団十郎さんの女形ということで、怖さ倍増でした・・。
以上、ちょっと正直ベースの感想でした。 「こんな感じ方をする観客もいるよ」ということで捉えてくださいね。
(でもやっぱり、歌舞伎の色んな作品はまだまだ観てみたいと思ってます・・今月は、昼の部も結局行く予定(^^;)
■ぷらすあるふぁ
このほかにも「相生獅子」という演目がありました。(中村福助、片岡孝太郎)

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