■感想 観劇50番もいよいよ終盤。 本日は、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」観て(聴いて)きました♪ これまた「名前だけは聞いたことある」モーツァルトの有名な作品ですが、いやぁ、ドン・ジョヴァンニって超悪い奴!! 初めて観た私は驚きでしたわ。 以下、オペラ超初心者の感想と思って読んでくださいね。 おはなしは、極悪非道といっても過言ではないくらいの好色漢(←しかも、お世辞にも二枚目とは言いがたいところが不思議)のドン・ジョヴァンニが、次々と女を騙し、それでもって人を傷つけたり殺しちゃったりしても平然としてるんですが、最後には、地獄の業火に焼かれるっていうもの(ザマーミロ)。 わたくし「だれそれのバリトンはすんばらしかった」等の批評はできませんが、まずはこの「えげつない」ストーリーにびっくりです。「えげつなく」って、それでいて、男の本音、女の本音がバリバリですもの。女性の目から見ると、ドン・ジョヴァンニって、ひたすらムカつく存在だなぁ。と思う一方で、もしかして男性はほんの少しだけ憧れの存在なのかもしれません。男女で見方が違う舞台なんじゃないかなーと思ったりしました。 ウィーンで初演されたときは「この話はウィーンっ子の口にはあわない」と評されたそうですが、うーん、確かに・・という感じ。こっちが大人になって「所詮、男女の間ってこういうもんよね」と余裕で構えないと楽しめないのかもーとか思ってしまいました。こういう作品だからこそ「かめばかむほど味が出る」ってことで、歴史を超えて生き残るのかもしれません・・でも恋愛に夢と理想を求めがちな宝塚ファンにはちょっとカルチャーショックかも?? こういう舞台を数々考え出したモーツァルトって、作曲家としてのみならず、ストーリーテラーとしても天才だったってことですね! 面白かったのは、衣装が場面を追うごとにだんだん、時代の新しいものに変わっていくこと。最初は騎士時代のものに始まって、音楽家のバッハみたいなロン毛の鬘あり、マリーアントワネット風のドレスありと変遷し、ラストは、たぶん「風と共に去りぬ」時代のお衣装でした。これは、今回の舞台ならではの演出なんだそうですが、「いつの時代にあっても男は変わらない」という意味が込められているんですって。うーん・・・。 出演者の中で印象に残ったのは、ちょっと浮気性の農家の娘ツェルリーナを演じていた高橋薫子さんという方。小柄で可愛い女性で、役のイメージとヴィジュアルが一番一致していました。 オペラって、まだまだ身近な存在ではありませんが(チケットも高いしー)、私の知らない「楽しみ方」もあるのかも、と思います。財布と相談しつつも、名作といわれる作品はまた観てみたいなーと思ったのでした(^^)。 ■ぷらすあるふぁ かの「ベルばら」の作者の池田理代子さんが、47歳にして東京音楽大学の声楽科に突然入学を果たしたエピソードは有名ですが、入試の自由曲で歌ったのが、このドンジョバンニのツェルリーナのアリアなんですって。池田さんの著書「ぶってよ、マゼット(中央公論社)」の中で、そのときの体験がつづられています。
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