番:コンテンポラリーダンス
フリル(ミニ)
2000年12月1日 /  DELUXE(麻布) / 珍しいキノコ舞踊団(構成・演出:伊藤千枝)

■感想

このたびはつひに、「コンテンポラリーダンス」の分野にチャレンジしてきました!
なーーんか変わった名前??の「珍しいキノコ舞踊団」の「フリル(ミニ)」という作品。

先週末、ふらふらと演劇関連のwebをみてたら、どうも話題になっているよーなんで、 こりゃー見なくちゃ!ということですぐ電話したのですが・・。
案の定「立ち見でもよいですか?」とのことだったけど、行ったら「ビール瓶の入った ダンボール箱」を用意してくれて、何とか座って見れました(^^;)。 (こういうアットホームな対応、うれしかったです)

DELUXEという会場は、麻布十番にある倉庫風の建物。なんでも「日本で活躍中の外国人 デザイナー、建築家、ミュージシャンらがシェアする倉庫」らしい。
麻布十番という地名も、コンテンポラリーダンスも初めて。何もかもこれまで縁のないことばかりで、 ドキドキ・・・。

シモキタ古着風の服を着た7人の女性が舞台上でなにやらぺちゃくちゃしゃべっている。 いーつ始まるのかなぁと思いきや、ずっとおしゃべり・・。ちょっとダンスっぽい振りが 入ったかなぁと思ったら、またおしゃべり。また、おしゃべりしながらのダンス・・。 「あ、まだ始まらないのね」と思ってチラシなんぞを下向いて見ていた時もあったので、 結局、いつが本当の始まりのタイミングなのかわかりませんでした。
でも気が付いたらちゃんと舞台になってて、ダンスの世界にすっかり引き込まれてた・・不思議。 スポットライトでばばーーん!という始まり方しか知らなかった私、ちょっと困惑したけど 「日常」と「非日常」が入り混じりつつ、だんだん「非日常」の世界に移っていく感覚も 面白いなぁと思いました。

7人のダンサーの皆さんとも、美人ですごく個性的、 かつ、たぶんチュチュを着て「4羽の白鳥の踊り」とか踊ってもちゃんと踊れるんだろうなぁと 思えるくらい、バレエを基礎にしたダンスのテクニックもきちんとしていて、1人1人を見ていても 飽きない感じ。
なにせ100人くらいしか入らないちっちゃなスペースで、お客に蹴りを入れてしまいそうな くらい真近で踊るんだから、それでも「見られる」ためにはそれなりのスキルと見た目の美しさが ないとツライよねぇ・・と思います。

今回の公演は「生意気」(これまたすごい名前)というグラフィックデザインのユニットが美術を 担当しているというのが1つのウリだそうで、衣装はもちろん、白い傘を組み合わせて作った 照明などもユニークでした。
びっくりしたのが舞台の中盤、下手側にかかっていた幕が巻き上げられスポットがあたると そこはガラス張りになっていて、何と劇場の外でのダンスをその窓を通して見る・・という場面。 あとで確認したら、その部分はどう考えても普通の道なんだけど・・

なんだか、自分の中での常識破りの驚きの連続で、「表現の自由」ってこういうこと?などと 考えさせられる舞台でした。 でも、結局、「フリル(ミニ)」という不思議なタイトルの意味があまりわかりませんでした・・

■ぷらすあるふぁ

ダンスユニット「珍しいキノコ舞踊団」は、日大芸術学部演劇科卒業の3人の女性を中心に 作られたもので、これまでも、様々なジャンルのクリエイターとのコラボレーションにも 挑戦して、型破りな表現を試みてきているのだそう。


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